鋏のメンテナンス
床屋さんの道具で大切なものに 鋏(シザース)があります。
これが無いと仕事ができません、、、
昔から理美容師の使う鋏は高額なものが多く、サイズや材質、メーカによって違いがありますが(3万円~20万円くらい?)だいたい5万円前後が売れ筋でしょうか?
ホームバーバーのキットなんかですと数千円でもあるのですが、切れ味や耐久性なんかを考えると、あまりお安いのはちょっと使うのに無理がありそうです ^^;)
メンテナンスは大切
刃物である以上、使い続ければ摩耗して切れ味は落ちてきます
最近の鋏は材質も良く、摩耗しにくいので数ヶ月以上 切れ味は落ちませんがそれでも、いつかは切れなくなってしまいます、、
切れなくなったからと言って(高額な鋏を)ホイホイ買い換えるわけにも行きません
そこで調整(メンテナンス)が必要になってくるのですが、そのやり方も理容師さんによって様々なようです?
人任せ?自分任せ?
高額な道具ですから専門家に調整(研磨)してもらうのも一つの方法です
鋏メーカーや専門の研ぎ師さんにやってもらうんですが、自分で触るより安全かもしれません?
欠点は、お金と時間がかかる事でしょうか?(1本4千円前後で2~4週間くらい?)
店長(私)も前はよく出していましたが、なかなか満足する結果が出なくて、、、
結局、自分でするようになってしまいました ^^;)
鋏(シザース)って不思議です?
刃物研磨は奥深いので、カミソリにしろ包丁にしろ一定水準以上の切れ味を出すのは大変高度な技術が要ると思います、、
なんたって 切れ”味” 、、味なんて感覚的な、、、
特に鋏は刃と刃の咬み合わせで切断する構造なので、なおさらややこしいというか、、、
昔から鋏の切れ味は 刃付け半分・調子(咬み合わせ)半分 で決まると言われていたりいなかったり、、
自分にもよくわかりません(笑)
メーカーさんでも最終工程は手作業で仕上げるとか?
匠の技術なのかもしれません?
ただ、メーカーさんにメンテに出しても新品の切れ味になるかと言われると???で、、、
店長の鋏研ぎ
それほど拘っているわけでは無いのですが店長の場合、鋏研ぎ(メンテナンス)は
#500~#8000 の砥石で水研ぎして青棒でバフ仕上げします、、
調子(咬み合わせ)は極力、崩さないように、、、
どうしても調子(咬み合わせ)悪いモノは叩いたりするんですが、、、
よい子はまねしちゃダメですね(壊してもかまわない時だけですね~ ^^;)
ちなみに、、理美容シザースに関してはこちらのサイトが大変参考になると思いました。